「型」とは何か——武道・芸道に流れる心身修養システム
ヒューマノイドロボットが、人間の手本を見て動作を覚える時代になった。だが日本の武道・芸道は、数百年前から「見て真似て、やがて超える」という学習の体系を磨き上げてきた。その中核にあるのが「型」である。
「型」が映す心身修養の体系
「型」は、単なる技術の伝達手段ではない。それは、心身を一体として鍛え、人格を磨くための「心身修養システム」の中核である。先人が長い体験と工夫から確立した一連の動作(形)の背後にあって、抽象的な理念と具体的な形を媒介する身体イメージとして機能する。型を学ぶとは、技術を通して自己の心身の在り方を問う求道的な実践なのである。
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